ビーチフラッグス・バトル
夏の海、目の前で繰り広げられている戦いに私は辟易した。
私の4人の夫たちは、何をそんなに熱くなっているのか、炎天下の中で何やら良い争いを始めた。それを面白がって食満先輩が煽ったせいで、今、目の前ではピーチフラッグが行われかけている。私の隣では、私と同様に熱さに参った善法寺先輩がかき氷をほおばっている。
「みんな元気だねぇ、鉢屋」
「…全くですよ、一体何をそんな熱くなっているんだか」
そうため息をつけば、隣で先輩がぽかんとした表情になっている。なんだその意味が解らんみたいな顔は、私の方が解らないと言うのに。
「鉢屋、話聞いてなかったのかい?」
そう問われて、何がとばかりに首をかしげる。じわじわと、勝負の緊張感が走っているらしい4人を見つめて、私はまた首をかしげた。 「…鉢屋、悪い事は言わない、君が解ってないならとめた方が良いよ」
「何で?」
「だって、あれの景品は今日の夜の君なんだから」
そう言われて、私は青ざめた。おい、ちょっと待て、私は昨日行ったはずだ。暑い所は嫌いだから、今夜は何をしない、一人で寝ると。それを勝手に何言ってるんだ!
私はゆらりと全身の力を振り絞って立ち上がった。
「…鉢屋?」
「何、勝手な事してんだ、てめーらああああ!!」
久しぶりにどすの利いた三郎の声が、夏の海岸に響き渡った。
end
季節はずれも良いところですが、夏の鉢屋家+善法寺家。きっと綾部家も一緒です。勝負の行方は、多分根性で三郎が勝ちます(え)
私の4人の夫たちは、何をそんなに熱くなっているのか、炎天下の中で何やら良い争いを始めた。それを面白がって食満先輩が煽ったせいで、今、目の前ではピーチフラッグが行われかけている。私の隣では、私と同様に熱さに参った善法寺先輩がかき氷をほおばっている。
「みんな元気だねぇ、鉢屋」
「…全くですよ、一体何をそんな熱くなっているんだか」
そうため息をつけば、隣で先輩がぽかんとした表情になっている。なんだその意味が解らんみたいな顔は、私の方が解らないと言うのに。
「鉢屋、話聞いてなかったのかい?」
そう問われて、何がとばかりに首をかしげる。じわじわと、勝負の緊張感が走っているらしい4人を見つめて、私はまた首をかしげた。 「…鉢屋、悪い事は言わない、君が解ってないならとめた方が良いよ」
「何で?」
「だって、あれの景品は今日の夜の君なんだから」
そう言われて、私は青ざめた。おい、ちょっと待て、私は昨日行ったはずだ。暑い所は嫌いだから、今夜は何をしない、一人で寝ると。それを勝手に何言ってるんだ!
私はゆらりと全身の力を振り絞って立ち上がった。
「…鉢屋?」
「何、勝手な事してんだ、てめーらああああ!!」
久しぶりにどすの利いた三郎の声が、夏の海岸に響き渡った。
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季節はずれも良いところですが、夏の鉢屋家+善法寺家。きっと綾部家も一緒です。勝負の行方は、多分根性で三郎が勝ちます(え)